採取の目的
異常に増殖している病原体(深部鼻咽頭スワブ:DNSで遺伝子陽性になる)を検出することで下記を評価し農場プロファイルに使用する
- 農場への病原体浸潤状況・時期の把握
- 個体の抗病性(免疫力)の状況
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※鼻咽頭スワブはBRDC発症牛の病原菌検査、薬剤感受性検査のための採材には適さない
正確に知りたい場合はBALが必要!
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資材
- [ ] 冷蔵輸送バッグ:保冷バッグ(発泡スチロール等)に冷凍保冷剤を入れたもの
- [ ] 採材用腰袋(以下のものを入れておく)
- [ ] スワブ:メンディップ 1P3005 (30.3 cm)
- [ ] 輸送培地:15ml遠沈管に生理食塩水を4ml作成したもの
- [ ] ディスポ手袋
- [ ] 鼻腔・手袋洗浄用:アルコールスプレーとペーパータオル
- [ ] ゴミ袋
- [ ] 胸囲測定用メジャー
- [ ] 油性マジック:マッキーノック
実施マニュアル
- 頭を柵や枠場にしっかり固定してしまうと、牛が暴れて頭をひねったときにスワブが折れてしまうことがあるので、少し(50cmほど)遊びを作って保定する。スワブを入れる際には、腕で牛の頭をヘッドロックするように固定する
- 鼻の穴から、眼角までの距離をおおよそ確認しておく
- スワブを腹側の内側(下斜め内側:腹鼻道)方向になるように挿入し、咽頭壁に当たるまで進める。この時、2.で確認した距離よりも明らかに短かった場合・途中から抵抗を感じる場合は背側鼻道に入ってしまっており、咽頭ではない場所に当たってしまっているので、再度下斜め方向になるように挿入し直す
- 10回転させ、10カウントする
- スワブを鼻から素早く引き抜く(スワブの先端は白く、先端の少し手前にリング状に赤くなる)
- スワブを遠沈管の壁で柄を曲げながら折る(チューブ底面から少し浮かせて折れば、蓋が締めやすい)
- 蓋を閉め、サンプルNo. を側面と蓋の2か所に記載する(アルコールで消えることがあるため)
- 冷蔵輸送バッグに立てて入れる
- 鼻咽頭スワブの採取後、胸囲を測定し記録する